2018年7月14日~16日 吃音クラッタリング世界合同会議 広島国際会議場にて
2020年2月15日,16日 第20回 言友会 中四国大会
2023年3月5日 第1回高知吃音のつどい
2023年3月11日,12日 言友会 中四国大会 広島にて
2023年6月22日,23日 第24回日本言語聴覚学会 in えひめ
改めて考える「つながり」の重要性 ~吾輩はSTである~ 会場 愛媛県県民文化会館
去る6月22, 23日に日本言語聴覚士協会の全国大会が愛媛で行われました。そこで、我らが愛媛言友会の岡部会長と真鍋さん、筑波大の飯村先生、全言連理事の横井先生のご講演を拝聴させていただきました。
岡部会長からは、小児のガイドラインの紹介、福祉手帳の具体的な申請方法や申請することのメリットなどについて教えていただきました。
真鍋さんからは、医療機関に勤務されている当事者としてのリアルな体験談や言語聴覚士へのメッセージを聞くことができました。特に心がけていることとして、吃音があってもいつも誠実でいる、というお話がとても印象的でした。どもっても、仕事や人とのやりとり場面など大事な場面に誠意をもってのぞむことは、1人の人として大切なことだと思い知らされました。一方で、ご家族も知らない結婚式にまつわるエピソードなども冗談をまじえてお話ししていただき、会場の雰囲気が和みました。
全国レベルで著名な先生方のお話しを直接聞くことができ、とても勉強になりました。多くの先生方が言友会について触れられ、そこでの体験が重要なものになることを改めて知ることができました。引き続き、当事者である言語聴覚士として会の活動に参加していきたいと思います。
2023年 7月30日(日)13:00~
第2回高知吃音の集い
愛媛言友会より、岡部さん、真鍋さんが会場での参加、秋山さんがリモートでの参加をされました。
高校生の方のすばらしい体験発表に感動されていました。
2023年8月5日(土曜日) 読売新聞 高知版より
吃音自分出せる環境を
言葉を滑らかに話すことが難しい「吃音」の当事者や家族、支援者が対話する「第2回高知吃音のつどい」が7月30日、高知市内で開かれた。NPO法人「全国言友会連絡協議会」が主催し、オンライン配信も含めて県内外の約50人が参加した。
吃音は、言葉を詰まらせたり繰り返したりする言語の障害。この日の会では、就職や進学の面接時に「最初の一言が言いづらく、時間的な余裕を確保してほしい」という意見書が提出できることや、高知市の細木病院で吃音外来が設けられていることが紹介された。
体験発表した芸西村の高校3年安岡未來さん(17)は、中学1年秋に吃音を自覚し、国語の授業で教科書を音読する際、最初の一言に詰まり「同級生から『早く読んで』と言われ傷ついた」と打ち明けた。生徒会の選挙演説ですらすらと話せたことが自信になったといい「自分に合ったやり方を見つけて、当事者が安心して自分を出せる日が来てほしい」と期待した。
「高知吃音のつどい」は、3月に開かれた第1回と今回の2回、取材に訪れた。当事者の多くは子どもの頃に発症するという。うまく話せなかった際に教員から「焦らずゆっくり」と声をかけられると逆にプレッシャーに感じたり、吃音を理解していない同級生から「その話し方イライラする」と言われたりして、ひそかに追い詰められてきた体験が語られた。
今回、登壇した安岡さんは「部活の先輩だけは『つらかったね。話してくれてありがとう』と受け止めてくれた」という。怖かった会話が先輩とは楽しめたといい「悩みを聞いてくれる人や、聞いてもらえる環境が当事者にとって必要」と教えてくれた。
吃音への理解が深まり、時間がかかっても、相手が話し出すのを温かく待つことができる雰囲気作りが大切だと感じた。
(北島美穂)
吃音ワークショップ2023 in 大分
2023年12月9日・10日に大分市で行われました。
第57回言友会全国大会 -吃音ワークショップ 2023 in 大分-に愛媛言友会から6名が参加しました。
くわしい様子はまたレポートしますがまずは写真から
「吃音ワークショップ2024 in静岡」に参加して
安部高生
2024年11月30日、12月1日に静岡県で開催されました「吃音ワークショップ2024 in静岡」に参加された安部さんより、大会参加の報告を頂いています。
今回の「吃音ワークショップ2024 in静岡」の参加はとても有意義な2日間でした。
吃音との共生を前向きに考えている100名以上の多くの方々が参加されました。
初日11/30は、マイメッセージ(6名の体験談発表)、更にNPO法人つばさ吃音相談室の宮下枝理子さんの『話したい時に、話したい言葉で』の講演と、言語療法を受け吃音改善された中学生3名の発表でした。
2日目12/1は6つのテーマについての分科会、最後に全体会『吃音をめぐる過去と未来』~その役割を問い直す~でした。
2日に渡り、全プログラムはとても密度の濃い『言友会全国大会』でした。
私が感銘を受けた発表が2組ありました。
1組目は、看護師3名の発表です。
私も精神病院職員で知的精神障害者の方々の生活支援、自立支援に従事しています。ですから、同じ医療従事者として現場の厳しさは良く分かります。
言葉で「報告」「連絡」「相談」をミス無くテキパキとこなす事の緊張感は良く承知しています。
吃音を持ってる看護師の方がシビアな仕事をこなす事のご苦労は容易に想像されます。
もし何か課題にぶつかった時は、自助グループ『吃音のある看護師交流会』等に参加され、困っている課題を皆で解決され、看護師という素敵な仕事が長く続けられるよう祈念します。
2組目は、NPO法人つばさ吃音相談室の宮下枝理子さんの講演です。
私は経験から吃音には確実な治療法は確立されていない、治らないと思っていました。
ただ、宮下講師の言語療法のビデオを拝見して驚きました。年少、年中の幼児が数ヶ月~数年の言語療法で明らかに吃音を克服している事です。
加えて、将来の夢も前向きに明言しています。
宮下さんの目標は、現在実施している言語療法が適切かつ効果ある事のエビデンスが担保され教科書に載る様にしたいという事です。
更に、言語療法を受けた3名の中学生の発表は素晴らしく、ほぼ吃音を克服されていました。
最後に、全体会で提示された『全言連』の定款
第3条(目的)
この法人は、吃音のある人、吃音のある子供及び保護者、吃音に関心のある市民に対して、吃音の啓発、吃音に起因して生じる問題の解消に関する事業を行い、吃音があるままより良くいきることが出来る社会形成に寄与することを目的とする。
この全言連の目的を常に意識して、悪友吃音と共生していく所存です。
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