ご挨拶


名誉会長挨拶

 

 愛媛言友会 名誉会長 岡部 健一

 

 1999年12月19日に愛媛のつどいを開催し、

翌年1月に愛媛言友会を立ち上げました。

毎月第4日曜日午後の例会には6-14人の参加があります。

松山市の総合福祉センターが無料で借りられるので助かっています。

 

 一時期は会員の減少もありましたが、2015年の全国大会(ワークショップ)開催をきっかけに若い人やカウンセラー、家族の参加もあり、会員は増加しています。ネットで知ってくる人が多くなりました。

 

 例会では吃音関連の新しい知識の話題も取り上げていますが、吃音自体を直接改善するようなことはあまりしていません。

 

 会員相互の近況報告で始まり、いろんな話題に花が咲きます。職種がさまざまなので会社や業界内部あるいは家庭内では言えないようなことも例会では心配なく言えるのが何よりストレスの解消になります。古い会員はユーモアのセンスが結構あるので笑いが絶えません。

新会員が来たときには、初めは緊張していても、明るい雰囲気が伝染して、終わりごろにはずいぶんリラックスしてくるのが感じられます。

 

 2016年からは若い人を中心に吃音改善を目的に今治例会が始まりました。LINEで連絡をとりながら日程を決めています。若い人、女性の会員が増えてきたのはうれしいことです。

 2016年から旭川荘南愛媛病院で吃音相談外来を始めました。

成人の方には言友会への参加を勧めており、これも会員増加につながっています。

2020年2月15-16日に創立20周年を記念して第20回の中四国大会を伊予市で開催しました。コロナが流行する直前でした。

 

 言友会は荒波の中でホッとできる「港」のようなところです。

安心してどもりながら話ができる場所は貴重です。あなたは決して一人ではありません。


会長挨拶

 

 愛媛言友会 会長  須之内 幸和

 

 皆様、愛媛言友会 会長の須之内幸和(70歳)です。私も吃音当事者のひとりです。

平成11年(1999年)12月19日に発足した愛媛言友会に入会し、現在に至っています。

 

 私の吃音の始まりは小学校4・5年生頃だったと思います。学校で国語の時間に私が本読みで吃ったことで同級生から注目され、

居ても立っても居られない気持ちになりました。

 同級生から「どもり」「どもり」とからかわれたり、私の吃りをマネされたり、嫌な思いで学校生活を送りました。

もし、あなたも吃音者であれば、私の気持ちもわかると思います。

 

 愛媛言友会で毎月1回の例会に参加したからと言って吃音が治るというものではありません。

例会の参加者は吃音当事者または関心のある方なので、ここでは吃っても誰も笑う人はいません。

 

 定例会では参加者が少しでも喋る、周りのものがよく聞く、また吃音体験や改善体験など参加するみなさんの参考になることもあると思います。

 

 まず言友会に気軽に参加して下さい。

みなさんと一緒に吃音について考え、自分自身の吃音への取り組みを改善していこうではありませんか。

 吃音と上手に付き合いながら日常生活を楽しく送ってみてはどうでしょうか。