吃音相談室


愛媛言友会の活動を通じ、吃音当事者やそのご家族の方々と色々なお話をする中で「職場での電話対応に苦労している」「国語の音読が苦手」「子どもが吃音は、私の接し方のせいでは・・・」など、吃音で悩んでおられる様々なケースに出会います。

 

現在、吃音相談の窓口としては、各地区の保健所や県の言語聴覚士協会、ことばの教室などがあり、吃音外来や吃音リハビリを受けることができる病院の紹介などを行っています。しかし、そういった場所に問い合わせをするのは、ハードルが高いと感じておられる方も多い様に感じます。

 

愛媛言友会吃音相談室は、吃音当事者の方のご相談にあわせて、吃音の周りの方々からのご相談もお待ちしています。吃音の方にどう接すればよいかとまどっている方、教育現場などでの対応に苦慮されているなど。

一度、御連絡下さい。


実施方法

 愛媛言友会例会日での対面でのご相談

 松山市総合福祉センター 3階 作業室

下記の時間帯は担当者が常駐しています。連絡は不要です。

 次回相談日 2024年  4月28日 10:00~12:00

今後の予定  2024年     5月26日 10:00~12:00

              6月30日 10:00~12:00

              7月28日 10:00~12:00

 

 

連絡方法

 上記の日時以外で、相談をご希望の方は下記の要領でお申し込み下さい。

 1. 「お問い合わせ」のページからお申込み下さい。

 その際、メッセージ欄に「吃音相談」と入れてください。

 ・連絡者の方の氏名、電話番号

 ・当事者の方の年齢、性別

 ・当事者の方との続柄(本人・母など)

 をご記入下さい。

 

  こちらから電話またはメールで連絡し、相談日を決めます。

 

 2.愛媛言友会メールアドレスに御連絡ください。

  ehimegenyukai@gmail.com

  愛媛言友会吃音相談室と件名欄にご明記ください。

 

 3.岡部健一宛

   090-3180-4841

  Mail1:minami-ehime22@asahigawasou.or.jp

     Mail2:inchoshitu@icloud.com

  愛媛言友会吃音相談室と件名欄にご明記ください。

 

全ての相談は無料です。お気軽にご連絡ください。

※お返事に一週間程度かかる場合がありますのでご了承ください。

 

吃音相談室開設に寄せて

 言語聴覚士の辻です。言語聴覚士ですが、吃音の事を何も知らないと気付いた事がきっかけで、2020年に愛

媛言友会とのご縁が始まりました。

 当事者ではない私には、吃音の事はわからない事だらけでした。例えば、会話の途中で言葉が出なくなった

方を前に、どういう態度で次のことばを待てばいいのか。今では気を使わずに、ゆっくりと待つ事ができるようになりました。また、どもりながら近況報告をし合う愛媛言友会のメンバーの方々を見て、皆さんすっかり吃音を受け入れ、吃音と付き合っておられるのだと思っていました。

 しかし、色々とお話をする中で、今でも沢山のご苦労がある事も知りました。吃音の方が、言葉がスムーズに出て来ない事をどのように受け止めておられるのか、当事者でない私にはなかなかわからない事です。本を読んで知識を得る事はもちろん大事ですが、言友会の方々にお話を伺える事は、私にとって何よりの経験だと思っています。

 また愛媛言友会との関わりの中で、吃音の事が正しく世の中に知られていない事を知りました。吃音に対する周囲の理解が、吃音者の心の負担を軽くしてくれる事、そして吃音者やそのご家族が、吃音に対する正しい知識を持つ事が大切という事を知りました。このような経験を通して、より多くの人に吃音に対する理解を深めていただきたいという気持ちが沸き上がりました。

 そういう気付きの中から私は、愛媛言友会のみなさんのご協力を得て「吃音相談」の場を設ける事になりました。当事者の方はもちろん、ご家族の方、教育に携わっていらっしゃる方、支援者の方、吃音に対する小さな疑問でも結構です。何かありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 吃音に於いては、まだまだ駆け出しの言語聴覚士ですが、みなさんと一緒に吃音の事を考えて行ければと思っています。

   愛媛言友会  辻  ひろこ

 

吃音相談室開設にむけて

 こんにちは。公認心理師の中野です。

 愛媛言友会とのご縁は約7年ほど前にさかのぼります。私の相談者の方が吃音を気にしていらっしゃるとのことでした。保護者の方が南愛媛病院・吃音外来へ本人とともに訪れ、その時、吃音当事者の会「愛媛言友会」について知り、私にも教えてくださいました。

 先日10月16日付の朝日新聞「天声人語」に「注文に時間がかかるカフェ」の紹介がありました。吃音をもって生活するということは当事者ではない私には想像もできない事です。実際、この天声人語に紹介されていた方も、小学校3年生で自分の話し方が人と違っていると気が付いてからは、大人になるのが不安だったとのことでした。

 吃音相談室では、専門的な立場からは、医師・言語聴覚士 心理や教育関係のご相談には公認心理師が対応していく予定です。また、ピアサポートとして言友会会員さんから経験を踏まえた多くのサポートが受けられることと思います。吃音そのものについてのご相談、また吃音に伴う症状以外でのご相談でも大丈夫です。

 ぜひ、お一人で抱え込まず、私たちに話してみませんか。ご連絡をお待ちしています。

   公認心理師・精神保健福祉士 中野倫江

10月16日付 朝日新聞「天声人語」
10月16日付 朝日新聞「天声人語」

7月23日 10:00から開催しました。

相談者2名 Kさん 10:00~10:40 公認心理士と相談

            10:50~11:20 言語聴覚士と相談

      Mさん ホームページを見たお父様からの勧めで来談

             10:40~11:30 公認心理士と相談

その後例会に参加してくださいました。

 


8月27日 10:00から開催しました。

相談者4名 Mさん・お母様 10:00~12:00 岡部名誉会長・公認心理士と相談

      Kさん 11:00~11:30 公認心理士と相談

      Tさん ホームページを見て来談(奥様からの勧め)

            11:30~12:00

      Mさんはその後お母様と共に例会に参加してくださいました。

ホームページを見て気軽にご相談に来てくださる方が増えました。